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内田康夫夫人であり、作家・エッセイストでもある早坂真紀の随想を不定期でお届け致します。

詐欺?

2019.7.11 Thu

携帯電話のショートメールの着信音が鳴った。
『お荷物をお届けに伺いましたが、お留守のようでしたので持ち帰りました。下記のアドレスまでご連絡ください』とある。
このところ私は引きこもりで、玄関から一歩も出てない日が3日も続いている。だから『お留守』のはずはない。
メール発信者名も、下記に……とあるメールアドレスにも、運送会社の名前がない。そして残念ながら、私は携帯電話からの返信の仕方が分からない。
何かを贈ってくれそうな人に「なんか送ってくれた?」と問い合わせたが、誰も「NO!」だって(チェッ!)。
心当たりがないので、放っておいた。
本当に何かが届いているのならまた連絡が来るだろうし、預かり期間が過ぎたら、送り主に戻るだけだ。だからそのままにしてある(もし私に何かを下さった方は、荷物が戻ってきた場合は、そういうことですからごめんなさい)。
NHKの夕方のニュースの後に『詐欺に合わない劇場』という、今までに起きた詐欺事件の例をわかりやすく放送していたし、夫が亡くなってからこっち、儲けませんかみたいな電話などがチョコチョコあるので、私はかなり用心深くなっている。
これからお中元の季節、ないとは思うけど私に何かを下さる方は、事前にご連絡を下さい……なんちゃって!
それにしても、嫌な世の中になったものだ。老人や弱者を騙すなよ……って、私、自分では老人のつもりはないけど、数字的には立派な老人だった。

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