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内田康夫夫人であり、作家・エッセイストでもある早坂真紀の随想を不定期でお届け致します。

俳句

2022.10.28 Fri

どのチャンネルを見ても似たような内容と通販のCMばかりなので、このところ私はNHKBSプレミアムの番組視聴が増えた。
そして再放送だったけれど『プレミアムカフェ』の『歴史秘話ヒストリア』に目が止まった。正岡子規だった。子規がホトトギスの異称だということも、恥ずかしながら初めて知った(春が終わる頃、我が家の森でもホトトギスが鳴きはじめる。そのたびに私は夫に「ほら!ゲンコウカケタカって催促してるよ」と嫌みを言ったものだ)。
横道に逸れるけれど、私は短歌が好きなのだが、TBSテレビの『プレバト!!』の俳句コーナーが好きで、生意気にも番組を見ながら添削をしたりしている。夏井先生の指摘と大体同じ意見で、もしかしたら私……と思うが、添削と創作はまったく別物であることを思い知らされるのがオチだ。
子規といえば「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」とつながるが、松山時代から漱石は子規の俳句の弟子だったと知ってびっくり。ある時代まで漱石も俳句を詠んでいたそうだ。
そして「柿くへば……」の俳句によく似た俳句が新聞に出ていたと、当時の海南新聞がアップされた。そこには「鐘つけば銀杏散るなり建長寺……漱石」とあった。「へえー!」とびっくりだったけれど、それより漱石の名前の近くに『碧梧桐』という字を見つけた。
碧梧桐……という名前を思い出したのは何十年ぶりかだ。高校の国語の授業で習ったはずだ。何という姓だっけ?と、どうしても思い出せなくて、すぐ調べた。
『河東碧梧桐』だった。姓を思い出せないくらいだから、代表の句を思い出せるわけがない。しかし高浜虚子が同じ頃の俳人だったなということは思い出した。
明治のこの頃は凄い人たちがいたんだと、ちょっと文学少女チックなひとときだった。

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