内田康夫夫人であり、作家・エッセイストでもある早坂真紀の随想を不定期でお届け致します。

ピヨピヨ→……

2017.8.9 Wed

NHKの朝ドラ『ひよっこ』が好きで、洗顔・洗濯・朝食など、その時間に調節しているようなものだ。
岡田惠和さんの台本（？）がいい。余計な説明シーンがなくて、視聴者の空想力や想像力を育ててくれる。そして「光彦さんったら、すっかりお父さんになっちゃって！」と沢村さんに拍手！
私、本当は、沢村さんの『冷血』な役を見てみたい。山崎努さんのような……。凄い演技をするだろうな。
話はそれたけれど、私は毎朝、ラストシーンでオジサンが看板に写真（ポスター？）を貼り終わって、棒を地面の置くタイミングを待っている。「ピヨピヨ」と、いつも同時に声を合わせて言っているのだ（バカみたい！……ってより、バカそのものだけど、私の朝の儀式）。
今朝も「ピヨピヨ」と、声に出して「ン？」
タイミングはいつも通りバッチリだったのに、今朝は「……？」私がピヨピヨと言っていたので聞き逃してしまった。みね子ちゃん、お父さんのことで成長したんだァ！
私もいつまでも「ピヨピヨ」してないで、成長しなくてはと感じた。
それと『ひよっこ』を初めて見た時、そのタイトルバックにびっくりして感動。畳のへりをバスが走り、そろばんが団地になり、稲刈り田んぼがブラシ、魚釣りをする岸壁が昔の洗濯機……と、今でも毎朝新しい発見をし続けている。
でも、でも、撮影に時間がかかったせいか、キュウリの漬け物が少し乾いていた。おにぎりの海苔はめくれてなくて安心！