内田康夫夫人であり、作家・エッセイストでもある早坂真紀の随想を不定期でお届け致します。
記憶の底に…2
2017.2.27 Mon
ネットをいじっていたら、あった! あった!
アニメの『てんとうむしとちゅうりっぷ』。思わず見てしまった。
メロディーはほぼ間違いはなかったけれど、歌詞のところどころに記憶違いがあったが、あの時代にこれだけのものをよく作ったものだ。日本のアニメは優れていると、改めて感じた。
それにしてもネットって凄い! なんでも簡単に調べられるのだから。でも何でも簡単に調べられて、人間の知識の底が浅くなりそうで嫌だな。
むかし母に解らない漢字を聞いたとき「辞書を引いて、自分で調べなさい。簡単に頭に入った知識は簡単に忘れてしまうけど、努力して得た知識は、簡単には消えないものよ」と言われたことを思いだした。
今だから言える。努力して覚えた英語の単語だって、今はもう、すっかり消えてしまっている。