内田康夫夫人であり、作家・エッセイストでもある早坂真紀の随想を不定期でお届け致します。
賓客
2022.11.27 Sun
テレビ東京『浅見光彦シリーズ』の第二弾の撮影が始まったそうだ。
このブログがアップするころはクランクアップしているかもしれないが、放送が楽しみだ。
フジテレビで『浅見光彦シリーズ』が始まったときは、榎木孝明さんが光彦を演じ、時間が経って光彦は中村俊介さんにチェンジした。そのとき榎木さんは陽一郎さんになった。
フジテレビの浅見シリーズが終了して、テレビ東京で浅見シリーズは復活した。そして榎木さんが『軽井沢のセンセ』に昇格したのか、落ちたというのか……。
光彦→陽一郎→軽井沢のセンセと、榎木さんの年齢と共に三役を演じてくださっている。それは希有な例だろう。
その榎木さんが撮影の合間に、夫人と一緒に遊びに来てくださって、夫の霊に手を合わせてくださった。
友の会の会員さんに「内田先生って、榎木さんに似てますね」と、よく言われたが、その度に「年齢から言って、榎木さんが夫に似ているんでしょ」と大笑いをしたことを思い出した。
榎木さんも夫の写真の顔下半分を手で隠し「似てますね」って。大きな目がやや垂れ目のところも似ている。ただ「夫の顔は榎木さんに比べて少し幅広です」と、笑ってしまった。
センセ役に徹するようで、普段の夫のクセなどをおしゃべりしているうちに、気がついたら3時間も経っていた。
榎木さんは夫と顔が似ているところがあり、夫人はモノの捉え方や性格がちょっと私に似ているかな?と勝手に思っていた。
美男美女の夫婦だなと……ズルイ!