内田康夫夫人であり、作家・エッセイストでもある早坂真紀の随想を不定期でお届け致します。

怖いよ！

2019.7.25 Thu

先日はケータイ電話に詐欺かな？というメールがあったことはこの欄で書いた。
こちらは反応しなければ済むだけだったが、今度はちょっと怖かった。
玄関のインターフォンが鳴った。いつもは防犯カメラを確かめてから玄関に出るのだが、この日は何の気なしに玄関に出た。チェーンはしたままだったが、ドアを開けると30代くらいの男女がいた。
用件を聞くと、「今夜宿泊する者」だと言う。宿泊？
ここは別荘地で宿泊施設などない。どこかの別荘のお客だったら「宿泊する者」だなんて言わない。
その間、男性のほうはあたりの景色を見渡している。私は「ウチは宿泊施設ではない」とドアを閉めたけど、怖かった。チェーンをしていてよかった。
防犯カメラをチェックしたけど、あれは絶対に怪しい。
もしチェーンをしてなかった時のその後を想像して、やっぱり怖かった。
それにしても、嫌な世の中になったものだ。