内田康夫夫人であり、作家・エッセイストでもある早坂真紀の随想を不定期でお届け致します。

世界一

2020.6.6 Sat

長く日本に住んでいる外国人が、「日本は世界一素晴らしい」と言っていた。
コロナウイルス感染拡大に、諸外国は外出禁止令を出したり、外出に罰金まで課している。罰金を払っても外出したりするバカまでいる。コロナウイルスをただの風邪だと言っている、外国の偉い人もいる。
日本にもバカはいるが、しかし日本は外出は禁止ではなく『自粛』を、それも『お願い』だ。
そのお願いを粛々と守り（守らない人もいる）、感染者数は世界ランクからみても断然低い……と。
日本という国は、なんと素晴らしい国なのだと感心していた。
その人が「私の知り合いの人が、日本は世界で一番いい。住むのなら日本だと言っている」そうだ（もちろん日本語で）。
それは外国に住む私の知り合いも言っていた。私だって日本以外で住もうとは思わない。何故って……。日本語しかしゃべれないから。
ワールドクルーズで訪問した国を調べたら、何と44ヶ国106都市だった。その中で住んでもいいかな？　と思ったのはカナダ、オーストリア、オーストラリア、もちろんイギリス、ノルウェー、フィンランドかな？　でも住まない。言葉がわからないから。
住みたくない、行きたくないと思った国はムニャムニャ……。
でも住んでもいいかな？　と思った国にもバカはいるし、住みたくないと思った国だって、いい人はいる。
ただ……、日本は世界一いい。
でも……、6月6日現在、まだマスクは届いてない。手作りマスクで我慢しているうちに、お店にマスクを見かけるようになったぞ！
外国人に世界一と褒められているんだ、イメージを壊さないようにしてよ。