内田康夫夫人であり、作家・エッセイストでもある早坂真紀の随想を不定期でお届け致します。

よかった！

2016.10.28 Fri

小諸自動車教習所に行ってきた。
ここは30何年か前に免許をとりに通ったところだ。送迎バスに乗って往復した頃が懐かしい。
あの頃より建物は多少トシをとった感じはあるが、待合室での陽だまりで受け付け開始を待っていると、何だか緊張しながら教習を受けていたことを思い出していた。でも……。講習を受けに来た人たちを見て、えっ！　私と同じ年代の人たちなの？　と、思い上がりだけどそう思ってしまった（ごめんなさい）。
そして3年前、同じ月生まれの夫と一緒に免許更新をしに来たことに、鼻の奥がツンと痛くなった。♩時は流れた……♩のだ。
まず『講習予備検査』という認知機能検査があった。記憶力や判断力を調べるものだ。
なんと！　私ったら……。100点満点の92点だって。よかったあ！ まだ私は心配いらないようだ。こんな点数を、なぜ学校時代に取れなかったのだろう。
その後に視野測定や夜間視力検査、画面表示を見ながらハンドルを切ったりブレーキを踏んだり離したり……。その後にS字カーブや車庫入れなどなどの実地がある。
一時停止のところで「ああここで停止時間が足りなくて、仮免に落ちたのだった」と内心苦笑い。
おかげさまで講習は無事終了。これであと3年は運転ができる。
さあ！　夫が待ち兼ねていることだろう。帰らなくっちゃ。留守番をしてくれている友人に感謝感謝！