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内田康夫夫人であり、作家・エッセイストでもある早坂真紀の随想を不定期でお届け致します。

また新しい年が……

2022.1.1 Sat

明けましておめでとうございます。コロナ禍でお籠もりをしているうちに、また新しい年が来ました。
新年と言っても私にとってはただの昨日の続きというだけで、日常と何の変化もない。子どものころはあんなにわくわくしていたお正月だけど、いつから感激がなくなったのだろう。ただの昨日の続き以外の何ものでもない…… だなんて、夢も希望もない。ただ昔と違って、お正月がきても年齢(トシ)をとらないってことがいいことかな。
満年齢になるまでは、誕生日でなく新年で年齢を数えていたのだから、1月1日生まれとその年の12月31日生まれが同じ年齢だった。それで11月生まれの私は生まれたらすぐ1歳で、たった2ヶ月で2歳になっていた。1月生まれで2年2ヶ月違いの妹とは3歳違いになるので「そんなの不公平だ!」と文句を言っていたものだ。
話は変わるが、1999年から2000年と世紀が変わるその時に地球の何かが変わるとか、コンピュータが壊れるとか大騒ぎをしてから21年が過ぎて22年目に入る。
そしてコロナ禍で不安な時間を過ごして2年が過ぎた。
夫が逝って4年目を迎える。
時間はまったく光陰矢のごとしだ。自分の年齢さえ「ウッソー!」と信じられないほど、時間は駆け足で過ぎて行った。今年はどんな年になるのか予想がつかないけれど、密を避けマスクをして手洗いを心がけ、穏やかな1年になればいいなと頑張るっきゃないかな?
今年も内田作品と『浅見光彦記念館』をよろしくお願いします。

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