内田康夫夫人であり、作家・エッセイストでもある早坂真紀の随想を不定期でお届け致します。

ワオ！

2021.12.23 Thu

毎朝、時計代わりにＮＨＫの『あさいち』を見ている。
夫はもう居ないし出勤があるわけでもないのに、私は根が真面目なせいか土日祝日関係なしに、毎日の時間はきちんとしている。
逆に若い頃の休みの日は顔も洗わず、パジャマのままで１日中ダラダラしていたこともあったっけ。
しかしこれはトシのせいかもしれない。人生の残りの時間が限りなく少なくなって、時間が勿体なくなってきたからなのだろうか。
そんなことはさておき、昨日２２日の『あさいち』でこれから学校も会社も休みに入るコロナ禍の中、部屋の換気を呼びかけるコーナーがあった。
暮れにはお決まりのように歌われるベートーベンの『歓喜』にこと寄せて、お部屋を『換気しながら歓喜を歌うことを喚起しよう』だって。
ワオ！だった。
普段から私はボケ防止のための頭の体操を心がけている。思いついた言葉を漢字で何種類書けるか、いわゆる漢字の変換ごっこだ。
（いま思いついたのだけど）『ようりょう』という言葉を頭の中でいくつ書けるか。そしていくつか思いついてから辞書を引く……という、こうしょう（この場合 『高尚』なんだけど、『こうしょう』という言葉だけでも４８種類あった）な一人遊びだと、密かに自画自賛。
それがお堅いＮＨＫが……とうれしくなったが、この『あさいち』の高瀬アナウンサーの、時々チラッとダジャレを言っているのを私は聞き逃してない。ダジャレを言ったあとのニヤッと口元が緩んでいるのがうれしい。男性の天気予報士さん（ごめんなさい、トシのせいで名前を失念しました）も、どさくさに紛れてダジャレを言っている。
あさからそんなこんながうれしくて、毎日曜日にアップする私のブログだけど、今日はうれしくて「オ・マ・ケ！」。