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内田康夫夫人であり、作家・エッセイストでもある早坂真紀の随想を不定期でお届け致します。

楽しかった

2017.8.6 Sun

今日の「浅見光彦 友の会」の交流会では、私たち夫婦の初めてのワールドクルーズのビデオを見た。前もって申し込んでいた30人の方々がいらして、会自体は地味めだったけれど楽しい時間だった。
今回は内田作品の読者の世代交代を象徴するように、高校生と大学生が参加していた(旧浅見光彦倶楽部が発足した時、高校生で入会した青年も参加していた)。
読書離れが言われている昨今、何とうれしいことだ。中学生の頃から内田作品にはまり始めたとか。本を読むくらいだから、それも内田作品にはまるくらいだから、二人ともハンサムで真面目そうだ。
『明日香の皇子』で本格的なファンになったとか。この作品で、綿々と続く日本の宇宙というか歴史を感じたそうだ(違ったかな?)。いい若者に出会って、久しぶりに日本の将来に希望が持てた。
イベントが終わってティーサロン「軽井沢の芽衣」に移動して昼食を摂り、その後また記念館に行ったらしい。楽しんでくれていたのならうれしいのだけど。
それにしても19年前の私たちの若かったこと。この頃は19年後の自分たちの姿を、想像もしていなかったのだなと、ちょっぴり切なかった。
明日東京に帰って、夫に今日のことを報告しよう。「内田作品は、若者に読み継がれている」と。
世代を超えて読まれ続けられる、真面目でいい作品を書いている夫が、ちょっと自慢かな?

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2017.8.7 Mon 現実

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2017.8.5 Sat 来ちゃった