内田康夫夫人であり、作家・エッセイストでもある早坂真紀の随想を不定期でお届け致します。
もうちょっと待って
2018.4.1 Sun
先にブログをお送りして、ずいぶん時間が経ってしまいました。
近況などを……と思っているのですが、なかなかその気になれないし、何をどう書けばいいのかも思いつきません。
夫が亡くなった途端、超現実的な諸々が情け容赦なく動き出しました。事務局のスタッフがいなかったら、私、夫の後を追っているかも。
でも私は貴族の娘(意味のお判りにならない方は、冷笑して読み過ごして下さい)。気丈に振るまわなくてはと頑張っています。また切り替えているつもりです。でも現世は、やはり庶民。1人になると涙、涙。
面白可笑しい出来事やバカな空想話、そして夫の事などはもう少しお待ち下さい。気持ちの整理、情け容赦ない現実の諸々が終わりましたら、私の『つれづれ』をスタートさせます。
ただ今は、『内田康夫』が、私の思っていた以上の作家であり、私の思っていた以上に読者に愛されていたのだという現実に、ただ感激と感謝です。それだけでも涙ものです。
遠いところ、近いところから献花にいらして下さった方、気持ちはあってもなかなか行けない、でも遠くから近くから『内田康夫』の死を悼んで下さっている方々に、厚く御礼を申し上げます。