内田康夫夫人であり、作家・エッセイストでもある早坂真紀の随想を不定期でお届け致します。
ありがとうございました。
2018.4.23 Mon
今日で『浅見光彦記念館』でのお別れ会は、一応の区切りがついた。
この一ヶ月で約3300人の方が弔問に来て下さり、ほんとうに感謝の言葉しかない。
何もかも我が夫は先見の明があったと、改めて尊敬!
『記念館』を一ヶ月オープンしてのお別れ会にしなかったら、この方々は蚊帳の外に置かれるのだった。『読者ファースト』である夫にとって、それは辛いことだろう。
事務局スタッフは連日大変だっただろう。ねぎらうと「いえ! お客さまあってのスタッフです」と、夫の仕込みが染みこんでいた。
友の会の会員さんたち、一般の方々、編集者の方々、3人の浅見光彦さん、平塚亭の大福おばさん、北区の区長さん……、遠いところ近いところからいらして下さった皆さま。行きたかったけどなかなか都合がつかなくて、でも夫の冥福を祈ってくださっていた方々、ほんとうにほんとうにありがとうございました。
お花を供して下さった作家・出版社・テレビ局を始めとしたマスコミの各位にも感謝申します。通路を作らなければ通れないほどの供花でした。
こんなにも多くの方々に送られて、夫はほんとうに幸せ者です。
お別れ会は一応終わりましたが、風になった『内田康夫』は軽井沢でこれからも皆さまをお待ちしているはずです。
これからも末永く『内田康夫』をよろしくお願いします。