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内田康夫夫人であり、作家・エッセイストでもある早坂真紀の随想を不定期でお届け致します。

キラウエア火山

2018.5.31 Thu

1991年に雲仙普賢岳が噴火して火砕流が流れ、多くの犠牲者を出した。
その後2014年に御嶽山の噴火に続き、霧島・桜島・新燃岳……と続いて今年には草津白根山が噴火した。
日本は火山列島だし、我が軽井沢だって浅間山が心配だ。
何年か前にアイスランドの火山が噴火したとき夫は、ドイツで『遺譜』の取材中で、日本に帰れるかどうか心配したこともあったっけ。
いま、ハワイのキラウエア火山がすさまじいことになっているようだ。道路がひび割れて溶岩が吹き出し、民家を飲み込んでいた。
大自然はすごいなァ、大自然にはかなわないなァと、それは以前からだけど改めて感じた。自然を侮ってはいかんなァ……と。
2011年のワールドクルーズのときに寄港したハワイ島のヒロで、夫と私は知り合いの人と車を飛ばしてキラウエア火山の『ハワイ火山国立公園』に行った。
その時カルデラをクレーター・リム・ロード(今カンニングしながら書いています)を一周した。途中には溶岩でできたトンネルをくぐり、ハレマウマウ(これもカンニング)火口などに近づいたりして、その迫力に恐怖心が湧いていた。
あのときは物見遊山だったけれど、もしかしたらあのクレーターからも溶岩が流れ出ているのだろうかと、想像するだけで大自然の凄さに畏敬の念だ。
夜にヒロを出航して次のオアフ島のホノルルに向かうのだけど、飛鳥側のサービスなのだろう。キラウエア火山の溶岩が流れて固まった(たぶん!)ところの近くを航行してくれた。
そのころは噴火してなかったが(噴火中だったら近づくわけがない)、噴火口内のマグマが夜空を赤く染めていた。
いま私は思い出に漂っているのだけど……、一緒に思い出話ができないのが、まだ寂しいかな?
当分ジクジクとするかもしれませんが、ごめんなさい!

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