内田康夫夫人であり、作家・エッセイストでもある早坂真紀の随想を不定期でお届け致します。
どうしよう
2018.8.24 Fri
木々が生い繁って、木漏れ陽しか降ってこない森の中の我が家は、例年なら素敵な苔庭になっているはず。
それが4年近くも放っておいたので、見るも無惨な状態になっている。
苔の上に枯れ葉が積もったり、台風・強風で折れた小枝が散らばっていて、それが半端じゃない量なので「ぎょぎょ!」。今は『半端ない』って言うんだァ。
おまけにクマザサが我が物顔で、庭を浸食し始め占領しつつあった。
私の目が夫にかかりっきりで、庭に向けるなんてとてもとてもだったから、これは夫の置き土産だ。
でもいいこともある。言ってみれば自然のまま放置してあったので、野草・山草の類が息を吹き返していた。
涼しくなったら庭の手入れをと思うけど、苔庭をとるか野草・山草をとるか「それが問題だ」