内田康夫夫人であり、作家・エッセイストでもある早坂真紀の随想を不定期でお届け致します。
朝食に……
2018.11.1 Thu
妹と電話でおしゃべりをしていて、それこそ朝から大笑い。
まず、今朝は何を食べた? から始まった。
彼女は昨夜の残りものの巻き寿司を食べたと聞いて、私は「ゲッ‼︎」。朝からそんな重たいものなんて……。
私は相変わらず野菜サラダに青汁入りの牛乳、そしてパン。夫には他にベーコンエッグだの肉類をプラスしていたけど。
だいたい私は『肉を食べなくても死なないけれど、野菜を食べないと死ぬ』派だ。
それで……。
「浅見クンは取材先で、朝食がご飯に味噌汁だったら凄く感激して、浅見家の朝食の悪口を書いていたわね。あれって、絶対! 本音よね。私に対するメッセージだったのよね。私は自分の食べたいものがある時は、自分で作るべし……と言っていたから」
「でも自分で作るのは面倒だから直接文句を言わないで、作品を通して文句を言っていたんだ。そういうシーンが作品の中にしょっちゅう出ていた……」と大笑い。
そう‼︎ 執筆にしても囲碁にしても、テレビを見るのも座ったままだ。職業柄ほとんど家にいるし、外食は滅多にしないから毎日朝昼晩、三食とも家で食べるので健康管理って事があるし。
それに私の前世はイギリスだけど、彼は江戸町民だったからなあ、パンとお米の文化の違いは仕方ないなあ。 「来世はぼくもイギリスに行く」と言っていたから、結果としてはパン食に慣れていてよかったじゃない。
今ごろは、イギリスの不味い料理に「やっぱりカミさんのする事は正しかった」と、言っていたらいいなぁ。