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内田康夫夫人であり、作家・エッセイストでもある早坂真紀の随想を不定期でお届け致します。

惚け

2020.6.1 Mon

惚けに関するブログを、何度書いたことだろう。たぶん前回はカタカナの『ボケ』だったと思うから、今回は漢字にした。しかしどっちにしても、脳が衰えていることは現実のことだ。
この2~3ヶ月、嫌になるほど脳の衰えを実感している。人の名前が出てこない。アレ!アレ!と、顔かたちは思い浮かぶのだが、肝心の名前が……。
次から次に現れるアイドルたちの名前は、初めから覚えようとしないし、第一、小顔で顔を包むようなヘアスタイル、笑顔が可愛いアイドルたちは、初めから区別がつかないので、覚えようともしない。
最近のアイドルはさておき、今はバラバラになっている以前のトップアイドルのグループ名を失念した。
別に知らなくても通信簿(学生だったら)や社会生活に影響するわけでなし、どうでもいいことなのだが、「あっ!何だっけ?」と思ってしまったら、一日中気になって仕方ない。
それですっきりするためにメンバーの一人をネットでチェックした。『スマップ』だった。「なーんだ、スマップか」とパソコンを閉じてしばらくしたら「ン?」。
そして先に脱退した元メンバーの名前。二人の名前は出て、顔は三人分ちゃんと出てくるのに、名前は二人しか出てこない。AとB……。仕方なくまたネットでカンニング。Cだった。
そしてしばらくして「ン? AとCと、あと誰だっけ?」。そしてまたネットでチェック。バカみたい……って、完全にバカです。
そして一日経って「ン? BとCと、あと誰だっけ?」は、ご想像通りです。
付録……。小顔で顔を包むようなヘアスタイルで、笑顔が素敵な一応アイドルが、ドラマの役柄でヘアスタイルを7:3に分けていた。「ン?ン?」だった。
ソッカ! 可愛く見せるために顔を包んでいたんだと、納得。
『浅見光彦記念館』がオープンして、久しぶりにお会いする会員のみなさん。
しばらくお会いしてないので、申し訳ありませんが、名前を失念しているかもしれません(顔はたぶん覚えている……はず)。名乗ってくださるとありがたいです。何しろ惚けが進んでいるものですから。

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2020.6.6 Sat 世界一