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内田康夫夫人であり、作家・エッセイストでもある早坂真紀の随想を不定期でお届け致します。

八ヶ岳

2020.4.11 Sat

溜まったゴミを出しに外にでた。浅間山の雪ばかり気にしていたせいか、今まで気がつかなかったのか、遙かかなたの八ヶ岳が白く輝いていた。
八ヶ岳……、ずいぶん以前のブログで私は「八ヶ岳だと思っていたけど、槍のような尖った山があるから、あれは日本アルプスかも……」と書いたことがある。
ゴミを出していたら、馴染みの大工さんが通りかかった。私は手を休めて「きれいですねー」と話しかけた。
「あれは日本アルプスですよね」と、したり顔で言うと、「いや! あれは八ヶ岳だよ」と、気のよさそうな笑顔で言われた。
みなさんは興味ないでしょうけど、訂正します。
我が家のすぐ近くのゴミステーションから、木々の葉が散ったときにだけ見える連峰はやっぱり『八ヶ岳』でした。
八ヶ岳連峰の手前に小高い丘というか、低い山がある。大工さんが「あの丘がなかったら、ここから富士山が見えるんだけど……」って。
残念! 「あの丘を削っちゃいましょう!」と言ったら、「アハハ」と笑われた。
私は時々(いや! しょっちゅう)アホなことを言う。
「あなたは黙っていると賢そうに見えるけど、口を開くとアホがボロボロこぼれているよ」と、夫によく言われたものだ。
懐かしいな。もう一度言われたいな……と、また夫のこと思い出してしまった。

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