内田康夫夫人であり、作家・エッセイストでもある早坂真紀の随想を不定期でお届け致します。
楊貴妃は……?
2020.5.7 Thu
コロナウイルスのせいで、日本中が不要不急の外出を控えている。
テレビなどで何度も何度も外出は控えて下さいと訴えているのに、釣りやウオーターバイクで遊びに行く人が絶えないようだ。
道路などに通行禁止の看板をだしているのに、字が読めないのか看板をスルー。
カメラが彼らに聞いていた。「あそこに禁止の文字がでていますけど……」。
それに答えて「まァウチらは大人だし、禁止っていろいろ解釈は出来るよね」だとか、「いつもは週7回のところを2回にしてるから」って。
『禁止』という字、『禁止』以外にどう解釈できるのか、私は不勉強で悩んでしまう。
休業しないパチンコ店の前で、早朝から行列したり、自粛が減らないからコロナ感染が長引いて、また自粛延長になるかも。
自粛していると、どうしても運動不足になる。それで私は毎日階段を上り下りしたり腹筋運動をしている。
そのブログを読んで、事務局のOがアパートの階段を利用しようとしたら、肩に何やらベチャッ!
ツバメのフンで、慌てて洗濯をしたそうだ。
しかし何と勿体ない。Oは美人になり損ねたぞ。
世界の三大美女の一人の楊貴妃は、ツバメのフンで顔を洗っていたと言うではないか。
せっかくのフンを洗い流してしまったので、私は楊貴妃ならぬ『陽気肥』だと、 本人が申告してきた。意味は読んで字の通りだと……、でも私は敢えて否定はしない。
最近の私は漢字を当て字変換して楽しんでいる。
政治家や有名人の名前の当て字変換は楽しい。ブラック変換(誰かは、ここでは発表できない)は、なお楽しい。
これは退屈しのぎには結構いいかも。認知症予防にもなるし。