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内田康夫夫人であり、作家・エッセイストでもある早坂真紀の随想を不定期でお届け致します。

詐欺師

2021.4.13 Tue

相変わらず「たぶん詐欺!」の電話がくる。
『中部電力』を名乗る者が多く、「高額支払者にたいする返金」とか「いま社内で電気料金の見直しをし始めている」という内容が多い。そんなことは電話をしなくても勝手に返金すればいいし、勝手に見直せばいい。
だいいち、どのくらい電気料金を払っているか、中部電力の社内で把握しているはずだし、電話にいちいち応対するのも面倒なので、「そういうことは電話でなく、印刷物を送って下さい」と電話を切ることにしている。
詐欺といえば、先日結婚相談所から「軽井沢に住む独身の人を紹介する」という電話があったが、これだって詐欺だ(と、断定する)。一種の結婚詐欺だ(と、断定できる)。
これは電話での詐欺だけど、ナマ人間の結婚詐欺は……。
まず美人の結婚詐欺師は、まァまれだそうだ。男性側は「こんな美人が自分を相手にするわけがない」と思うのだそうだ(謙虚だ)。
反して男性の結婚詐欺師は二枚目が多いとか。女性は「こんな二枚目を今手放したら、二度とチャンスはない」と引っかってしまうのだそうだ(哀しい)。
そう言われればお金持ちの高齢男性が引っかかるのは、たいてい美形ではない女性が多い。ニュースを見ていて「何であんな女に?」という例が実証しているのかもしれない。
先日の結婚相談所と称して私に電話をしてきた人に告ぐ。私……、亡くなった夫以上の人か、若い頃(これ重要!)の軍服姿のロバート・レッドフォードやリチャード・ギアを連れてきたらダウンするかも。目深にかぶった帽子のひさしの下で、白い歯並びでニコッとされたら、もう完全にノックアウトだわ!

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2021.4.7 Wed またトムとジェリー?