内田康夫夫人であり、作家・エッセイストでもある早坂真紀の随想を不定期でお届け致します。
自分の意思
2021.4.16 Fri
日本のあちこちの県で、議員の補欠選挙運動がスタートした。
どういう訳か私の所に応援を依頼する電話がくる。
先日きたのは、「主人から頼まれたのだけど、長野県に住む有名な人に○○党の応援を頼んで欲しいって言われて、お願いできませんか?」。
有名人ではない私は勿論お断りしたけど、政治って有名人に頼まれたから投票するってものじゃない。
こんな日本にしたい、こんな暮らしにしたい……と、自分の考えや夢を実現させてくれる党や人に一票を入れるのが本当だと思うのだけど。
私たち夫婦は誰に投票するか相談をしたことはない。両親とだって相談をした事はない。あくまでも自分の意思で投票している。
だって人それぞれ考えが違うし立場も違う。だから前回はこの党あの人を投票したからって、今回も投票するとは限らない。投票した党や人にがっかりすることもあるからだ。
誰それ、あの党をと頼まれても、私は当てにしない方がいい。
がっかりすると気持ちが変わるから。