内田康夫夫人であり、作家・エッセイストでもある早坂真紀の随想を不定期でお届け致します。
残念!
2017.1.2 Mon
明けましておめでとうございます。
年明け早々、残念な話です……と言っても、残念なのはまだ明けて2日しか経ってない去年の暮れの話なのだけど。
凝りもしないでまた『年末ジャンボ宝くじ』を買った。
「どうせ当たるわけない!」と言いながら買うのは、心のどこかで当たるかもしれないと思っているからで、その証拠には当たったらどうしようと算段はしている。
一昨年は夫の指示で1000枚も買ってしまった。何故って「他人さまが遊んでいる時にも一所懸命仕事をして、他に何も悪いことはしてないのに、こんな病気にしてしまったんだもの、少しくらいいいことがあってもいい」と思ったのだった。
少しくらい……って、10億円は『少しくらい』ではないけれど、結果としては、夫の病気は宝くじのせいではなかった。
すべて連番で買ったので、それなりのバックはあったけれど、もうこんな横しまな気持ちは捨てようと、あの時は決心をしたのだった。
それなのに、また買ってしまった。
暮れの28日に美容院でヒトシクンも買った……と聞いて、当たった時の使い道をクダクダと言い合って、どうせ当たらないと言いながら組違いでも……と当たるつもりでいるのがおかしい。
まだヒトシクンの結果は聞いてないけど、今度美容院に行った時、彼が辞めているかどうかで判ることだ。
ともかく、私たち夫婦にとっては残念だった。
でも気をとりなおして……、今年も『早坂真紀つれづれ』をよろしくお願いします。