内田康夫夫人であり、作家・エッセイストでもある早坂真紀の随想を不定期でお届け致します。
行ってきた
2017.4.2 Sun
4月1日『浅見光彦記念館』が通常オープンした。まだロングドライブは無理なので、31日に夫を友だちに託して1人で行って来た。
軽井沢の緑の季節にはまだ間があるのは覚悟をしていたけれど、雪だなんて。去年の今日はドライブ日和で、夫を連れてきたのだった。あの時、夫を連れてきて、本当によかったと、しみじみ思った。
私にとっても久しぶりの軽井沢だし、少しお洒落してなんて思って、デニムっぽいスプリングコートを注文した。裾直しなどがあり、30日の夕方着の手配をしていたのに31日の気温は低く、夕方からは雨だとの予報。それで仕方なく仕舞いかけたダウンコートを引っ張りだしたのだが、軽井沢は夕方から雪!
がっかりだったが軽井沢に着いて雪が降るまでの間、半年ぶりの運転ができたのはよかった。軽井沢に置きっ放しだった私の車はノーマルタイヤだったので、途中で降り始めた雪にはドキドキものだったけれど。
1日の軽井沢は、運転ができないのは悔しいけれど、まあ真っ白な雪景色(真っ黒な雪景色なんてない)のきれいなこと。
こんな日に会員さんが来るかな?……と思ったが、何と30人近くもいらしたようだ。うれしい! 帰って来た甲斐があったと言うものだ。
記念館で旧交を温めて(?)から場所を『ティーサロン「軽井沢の芽衣」』に移して、会員さんとのとりとめのないおしゃべりだった。でも懐かしい顔に出会えて大笑いしたりして、私の肩を包んでいる重しが外れてくるのがわかる。これからは、できれば月1で来られればいいのだけど、あ〜あ! ここに夫がいればなおいいのにとしみじみと思った。
しかし軽井沢は寒かった。