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内田康夫 夫人であり、作家・エッセイストでもある早坂真紀の随想を不定期でお届け致します。

駅ピアノ

2019.8.5 Mon

何曜日の何時か分からないのだけど、TV番組がつまらない時私はよくBSに切り替える。
民放のBSで昔の『光彦さん』にはよく会うけれど、通販ばかりじゃつまんなくて、やっぱりNHKよと1チャンネルから3チャンネルに切り替えると、ときどき『駅ピアノ』という番組にぶつかる。
私はこの番組が好きで、それなら曜日と時間を覚えておけばいいのに、根がズボラなもので……。
欧米の鉄道ターミナルや空港の待合広場に、一台のアップライトのピアノがおかれている。通りかかった人は誰が弾いてもいいのだ。
そこにテレビカメラを据え付けていてそれを放送するという、制作費は安そうだけど私をほのぼのとさせてくれるのがいい。
通りかかって足を止め、ピアノを弾く人はさまざまだ。
これから飛行機に乗るという大学教授、列車の待ち時間のサラリーマン、里帰りする子供を迎えにきたというお母さん等々。プロのミュージシャンがいたり、故郷を逃れてきて住み着いたという人がいたり。この間は6歳だという男の子がブギウギの曲を楽しそうに弾いていた。独学だけど(たぶん)弾むリズムの曲が好きなのだそうだ。この子、天才かもと思った。
そのとき通りかかった男性が男の子の右側から、ブギウギのリズムを刻み始めた。びっくりした男の子がニコッと笑って顔を見合わせそのまま連弾。知らない人同士でこんなのって、楽しいなア。心がホッコリした。楽器ができるって、楽しいだろうなア。
駅ピアノのそばを通りかかって夫だったら……、弾きたそうな顔をしても弾かないよな、絶対!
日本の駅にピアノを置いてあったら……、どうだろう?

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2019.8.6 Tue 浅見光彦の家にて

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2019.8.1 Thu 参ったな!