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内田康夫夫人であり、作家・エッセイストでもある早坂真紀の随想を不定期でお届け致します。

大笑い

2018.2.10 Sat

大阪に住む妹はここ2年ほど、義兄である私の夫の様子伺いと、私の介護疲れを心配して、二ヶ月に三度ほど上京してくれている。それ以外にも私が生きているかどうかのチェックをかねて、朝晩の電話を欠かさない。
朝晩の電話と電話の間に死んでいたらどうするの?……って、これはちょっとブラックかも!
電話の度にその日の様子や出来事、テレビから知る噂話で盛り上がったりして、私の生死よりも井戸端会議に終始している。
今朝は私の生死よりも、妹自身のことで大笑い。
話によると、朝、あまりの寒さにソックスを履こうとしたけれど、ソックスの片方が見つからない。チェストを調べたり物干し場や洗濯機を覗いてみたけど見つからない。ここまで聞いて、私はピン!ときたが、黙って「フンフン……」と聞いていた。
「あったわよ! 片方、履いていたの」で大笑い。やっぱりね。妹は賢そうに見えるけど、私の妹だけあってどこか抜けている。
こんな事では困るじゃないと、私は文句をつけた。だって、私の老後(もう老後だけど、もっと老後)は妹が面倒を看ることになっているのだ。それなのに妹が先に惚けてしまったのでは、私が妹の面倒を看なければならない。
気をつけてよね! で、チャンチャン!! ……って、しゃべっちゃった。

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2018.2.11 Sun お誕生会

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2018.2.3 Sat 穂村弘さん