内田康夫夫人であり、作家・エッセイストでもある早坂真紀の随想を不定期でお届け致します。
新手の詐欺?
2018.7.7 Sat
最近、何だか知らないけれど株やら不動産などの勧誘の電話が増えた。
そして多いのがガスや電気の支払いを一緒にしたら、割安になりますというものだ。
昨日は我が家と関係のあるガス会社や電力会社の名称を名乗り、「契約書はいりませんから」というのだった。契約書がいらないのなら、勝手に割り引けばいいじゃない!と思った。
そういうことは事前に印刷物での案内が来るはずだし、何だか怪しい。もし本物だったとしても、1ヶ月に何百円くらいの割引だったら手続きするのも面倒くさいし、ケーキ1個を我慢すればいいやと思って断った。
お次も電力会社からで、60代の方のいるご家庭の電気代が安くなるシステムのご案内だとッ! 私に60代の子どもだァ?
すごくむかっ腹が立ったけど、あれ?もしかして私を60代だと思っていた? それなら許そうと、でも電話でそんな案内はないだろうから、それももちろん断った。
その何日かあと、同じ電力会社を名乗るところから同じ内容の電話があった。また断った。
その次は、新宿に新しく建った賃貸マンションを買いませんか?という電話だった。そんな大きな買い物を電話で済ませるわけがないだろうが。
アレッ? これはもしかしたら新手の振り込めサギ? と思った。だって、この手の電話勧誘が、夫が亡くなってから急に増えたから。
意味のない殺人事件が増え、泣き止まないからというだけの理由で自分の子どもを殺したり、年寄りをだましてお金を巻き上げたり、なんと怖い世の中だ。