内田康夫夫人であり、作家・エッセイストでもある早坂真紀の随想を不定期でお届け致します。
何やってんだか
2022.3.6 Sun
相変わらずのおこもりだ。おこもりに慣れてしまったら、週1~10日に1度の 生活用品を買いに出るのも面倒になる。テレビ漬けにも飽きても、自分のための食事の支度もその気になれない。従って余るほどの時間ができる。
余るほどの時間があっても、友人たちは高齢者ばかり。みなさん『おこもり部隊』だ。電話の話題はと言えば3回目のワクチンのことや、若い人たちの感染者数の増加に「怖くないのかね」。
電話にも飽きて、私は仕方ないから1日中体温ばかり計っていた。
腋の下を計ると34.1度……??? もしかして私、死んでるの?と不安になって再トライすると35.2度。やっぱり死が近づいている。
体温計がおかしいのかもと、「ピッ!」とからだに近づけて計る低温計で手首を計ると34.1度。やっぱり夫がそこまで迎えに来てる。
ちょっとうれしくちょっと困っておでこで計ると36.8度に、今度は、えっ? 私、コロナに感染した?
それでおでこに近づけすぎたのかもとやや離してピッ! 36.4度。なんじゃこりゃと頸動脈付近でピッ! 36.5度。喉付近でピッ!36.3度。つま先にピッ! とやると、ピピピピと鳴ってLOだって。
頭のてっぺんもピピピピでLOだった。
私……ヒマ!